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全体像がつかめます。
この記事の結論
大規模園と小規模園、どちらが良いかではなく、どちらが自分に合うかが大切です。
働く場所が変われば、見える景色もまったく違います。
両方で働いた経験から、その違いをお伝えします。
私は大規模園で17年、その後、小規模園で園長として働きました。
この記事では、両方を経験したからこそ言える、規模で変わることの本音をお伝えします。
大規模園と小規模園、人間関係の距離感の違い
大規模園は、職員の人数が多い分、
相性の合わない相手がいても、他の関係性の中で薄まっていきます。
でも小規模園は、職員が数人だけの小さな世界。
先生同士の相性が合わなければ、正直、地獄です。
逃げ場がありません。
毎日、同じ数人の中で過ごすということは、それだけ濃密で、それだけ重いことなのです。
小規模園はフォローしてくれる先生がいない
大規模園では、誰かの苦手な部分を、別の先生がカバーできます。
得意な先生が前に出て、苦手な先生は違うところで力を発揮する——
そんな役割分担が、自然とできていました。
でも小規模園では、そうはいきません。
一人ひとりが、オールマイティーであることを求められます。
苦手なことがあっても、代わってくれる人がいない。
自分でなんとかするしかない場面が、大規模園よりずっと多いのです。
小規模園は手本にできる先輩が少ない
大規模園には、様々な年代・タイプの先輩がいました。
「あの先生のこういうところを真似したい」
そう思える機会が、自然とたくさんありました。
小規模園では、その機会自体が少なくなります。
職員の人数が少ないということは、学べる相手の選択肢も少ないということなのです。
小規模園にしかない魅力もある
ここまで、正直に厳しい面ばかりお伝えしてきました。
でも、小規模園には、大規模園にはない魅力も確かにあります。
私がいた小規模園は、0〜2歳児だけの未満児クラス。
いちばん可愛い時期の子どもたちと、ゆっくりじっくり関われる時間がありました。
未満児が中心のため、行事に向けて何かを指導する、という場面も多くありません。
一人ひとりの子どもと、丁寧に向き合える——
これは、大規模園ではなかなか味わえなかった時間です。
大規模園・小規模園はどちらが自分に合うか
ここまで読んで、こう思った方もいるかもしれません。
「結局、小規模園はしんどい面ばかりじゃない?」
でも、それは違います。
人間関係が濃くても平気なタイプの人にとって、小規模園はむしろ働きやすい環境になり得ます。
逆に、色々なタイプの人と関わりながら、多様な環境で学び続けたい人には、
大規模園が合っているかもしれません。
大切なのは、「良い・悪い」ではなく「自分に合うかどうか」で考えることです。
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保育園の規模を見極める方法
とはいえ、自分がどちらのタイプなのか、なかなか自分では分からないものです。
求人票を見ているだけでは、その園が大規模園らしい雰囲気なのか、小規模園らしい雰囲気なのか、
伝わってきません。
だからこそ、転職エージェントを通じて、園の雰囲気や働き方の実情を聞いてみるのも一つの方法です。
「人間関係が濃いタイプの園が合っているか、それとも多様な環境の方が合っているか」——
そうした相談ができる相手がいると、選択の精度がぐっと上がります。
見学時に見るべきポイントについては、こちらの記事でも詳しくお伝えしています。
▶ 関連記事:元採用担当が教える|人を大切にする園の見分け方
まとめ|保育園の規模は自分に合うかで選ぶ
大規模園と小規模園、それぞれに厳しさと魅力があります。
・大規模園:様々な先輩から学べる、苦手をカバーし合える。ただし人数が多い分、関係は薄まりやすい
・小規模園:一人ひとりとじっくり向き合える。ただし人間関係が濃く、相性が合わないと逃げ場がない
どちらが正解ということはありません。
あなた自身が、どちらのタイプの環境で力を発揮できるか——
それを知ることが、環境を変える一歩を後悔しないための、いちばんの近道です。
※この記事は、私自身の経験にもとづく一つの視点です。
園の雰囲気は規模だけで決まるものではありません。あなた自身の目で確かめてくださいね。
