「辞めるべきか、続けるべきか」――独り身で支えのないまま、この問いに何ヶ月も揺れ続けました。
結論から言うと、答えを急ぐ必要はありません。
この記事では、40代・独身の私が退職を決意するまでに抱えた不安と、
揺れながら見えてきた考え方の変化を綴っています。
「辞めるべきか、続けるべきか」――堂々巡りの夜
人間関係のトラブルがあった夜、「もう辞めてやる」と本気で思ったことがあります。
でも一晩経って冷静になると、今度は不安が押し寄せてきました。
辞めたら、無職になる。40代での転職活動。ゼロからのスタート。
そう考えると、「今の慣れた職場で、人間関係さえ我慢すればマシなのかもしれない」と、
気持ちが揺れてしまうのです。
「新年度になれば、新しい職員が入って環境が変わるかもしれない」。
そんな淡い期待にすがっている自分もいました。
他力本願だと分かっていても、希望を持たずにはいられませんでした。
独り身だからこそ、重かった決断
私は40代・独身です。結婚歴もなく、子どももいません。
40代というと、多くの人はパートナーがいて、支え合いながら次の一歩を考えられるのかもしれません。
でも私の場合、自分の生活は自分の稼ぎだけで支えていく立場でした。
だからこそ、「辞める」という選択は、誰かに相談して背中を押してもらえるものではなく、
すべて自分一人で決めて、自分一人で引き受けなければならないことでした。
収入が途絶える怖さも、次の生活を組み立て直す不安も、分かち合える相手がいない中で、
崖っぷちに立つような感覚で向き合う必要がありました。
20年以上走り続けてきて、気づいたこと
保育の世界で、20年以上走り続けてきました。
一度、保育から離れて新しい世界に挑戦したいと思い、異業種への転職を試みたこともあります。
けれど、なかなかうまくいかず、結局は保育の現場に戻ってきました。
そのとき、自分に問いかけたのです。「この先もあと何年、この仕事を続けるんだろう」。
正直な気持ちは――もう、お腹いっぱいでした。
じゃあ、私は何が得意で、これから何ができるんだろう。答えはすぐには出ませんでしたが、
その問い自体が、次に進むための最初の一歩だったように思います。
「辞めたい」と「怖い」は、同時に存在していい
職場の人間関係は、その後もすぐには改善しませんでした。
お互いに妥協点が見つからないまま、気を遣い合って過ごす日々。
それでも、少しずつ自分の中で「今後のプラン」が形になっていきました。
退職の時期を決めること。退職後は焦らず、失業手当をもらいながら少し立ち止まる期間を作ること。
資格の勉強をしてみること。そして、いつか自分に合った場所で、もう一度働き始めること。
未来は、正直まだ不安です。でも同時に、少しだけワクワクしている自分もいました。
同じように揺れているあなたへ
「辞めるべきか、続けるべきか」。この問いに、急いで答えを出す必要はありません。
揺れている時間そのものが、次に進むための準備期間なのだと、今は思います。
誰かに頼れる環境であってもなくても、悩む気持ちに優劣はありません。
私自身、施設長として現場に立ちながら、同じように何度も心が揺れました。
もとえん先生の経歴について、詳しくはもとえん先生とはのページでも紹介しています。
また、人間関係の悩みについてはこちらの記事でも綴っています。
