「独り身で辞めて、生活できるの?」――退職を考えたとき、一番多く聞かれた質問です。
結論から言うと、辞める前の3年間、地道にお金の準備をしたことが、今の生活を支えています。
この記事では、貯蓄型保険を解約してNISA・iDeCoに切り替えるまでの、
リアルなお金の準備プロセスを綴っています。
「独り身で辞めて、生活できるの?」に、正直に答えます
「辞めたい」と口にすると、決まって聞かれることがありました。
「でも生活はどうするの?」と。特に私は独り身で、支えてくれるパートナーもいません。
辞めるという選択は、誰かと分かち合えるものではなく、
すべて自分の生活は自分で守っていく前提の上に成り立っていました。
だからこそ、勢いで辞めたわけではありません。
辞めると決める前の3年間、私は静かにお金の準備を進めていました。
「お得なはず」だったことが、実は違っていた
もともと節約と貯金は、私にとって趣味のようなものでした。
定額貯金をコツコツ続け、勧められるがまま高額な終身保険にも数件加入していました。
「これは将来の備えになる、賢い選択だ」と、疑うこともなく信じていました。
その考えが変わったのは、コロナ禍のことです。
知人に勧められて、無料で見られるYouTubeでお金の基本的な考え方を学ぶようになりました。
そこで初めて、自分が「正解」だと思ってやってきたことが、実はそうではなかったと気づかされたのです。
貯蓄型保険を手放し、NISA・iDeCoへ
学びながら出した結論は、加入していた貯蓄型保険を見直すことでした。
3本を解約し、50万円以上の元本割れも経験しました。
正直、勇気のいる決断でした。それでも、そのお金をつみたてNISAとiDeCoに切り替えました。
合わせて、固定費の見直しにも取り組みました。電気代、スマホ代、保険料。
一つひとつ見直していくと、月に数万円のゆとりが生まれ、そのお金をそのままNISAへの積立にまわしました。
結果として、NISAを始めた時期の株価の伸びにも助けられ、
これまでの貯蓄型保険よりもはるかに良い成績になっています。
もちろん、これは相場という運の要素も大きいので、誰にでも同じ結果が約束されているわけではありません。
それでも、「知らなかったこと」に気づけたこと自体が、私にとって一番の収穫でした。
準備は、辞める勇気そのものだった
3年という時間は、決して短くありません。
でも、この期間があったからこそ、「辞める」という選択が、無謀な賭けではなく、
自分で選び取った決断になりました。
独り身だから、パートナーがいないから、と諦める必要はないと思っています。
時間はかかっても、自分のペースでお金の土台を整えていくことはできます。
私自身、施設長として現場に立ちながら、この準備を続けていました。
辞めるべきか続けるべきかで揺れていた頃の話はこちらの記事でも綴っています。
